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骨格診断で「似合うウエディングドレス」を選ぶ


ウエディングドレス選びは難しい

先日、とあるウエディングドレスショップ様で、

スタッフの方に向けて「骨格診断」の研修を担当させていただきました。

 

たまたまHPを見てということで、ご依頼いただいたのですが

ご依頼の理由を更に詳しく聞いていくと、

「最近のお客様は、骨格診断を意識されている方が本当に多いんです」とのこと。

 

目の前のドレスがどの骨格タイプ向けのものか?とか、そもそも自分の骨格タイプは何でしょう?というようなご質問もかなり多いそう。そこで。これは一度ちゃんと「骨格診断」のことを学んでおかないと、ということでご依頼いただいた経緯です。

 

と、そんなお話を聞きながら感じたのが、骨格診断の世間での位置づけの変化です。

少し前まで、こういう骨格診断やパーソナルカラー診断などの「似合う診断」は、ファッション販売のプロの方にとっては、必要のないもの、むしろ邪魔なものとして批判されることが多かったからです。そんな診断に頼るよりも、センスや感覚、経験値でおすすめできるから不要だと。

 

でもそこから時代は変わりつつあって、お客様の方が骨格診断のセオリーを洋服に求めている状況になってきたのだなと。

洋服のサイズを気にするように、骨格タイプに合うかどうかが気になる。

そんな方の声を聞くことも多くなってきました。

 

骨格診断は、客観的に自分の体型を美しくみせてくれる服が分かる診断です。

なので、写真に残すことの多いウエディングドレスの場合、そこを意識することは大いにメリットがあります。

 

また、たくさんのドレスの中から1枚を絞り込む、といういうのはかなり大変な作業です。

しかも失敗できないとなると、プレッシャーも半端ない。

そんな時に、何か拠り所があると選びやすいです。

そういう意味でも、ドレス選びに骨格診断を活用するメリットはあるのではないかと思っています。

 

 

骨格診断とは

骨格診断は、体型の特徴を分析して似合う服を導き出す分析のことです。

その体型の特徴から、ストレート、ウェーブ、ナチュラルの3つのタイプに分けて考えます。

各タイプの特徴は以下の通り。

 

【ストレート】腰位置が高く、体に立体感のあるメリハリボディ

【ウェーブ】華奢な骨格の下重心ボディ

【ナチュラル】骨格の強さを感じるハンサムボディ

 


骨格タイプ別おすすめドレス

◆ストレートタイプ

胸元がすっきり見える、ベアトップや、Vネックのドレスが得意です。

シルエットは広がりすぎないラインがバランスよく見えます。

素材は、適度なハリを感じる高級素材を意識して選ばれると印象良く見えます。

◆ウェーブタイプ

薄いレースを何重にも重ねて、華やかさをだした様な、ふんわりしたドレスが得意です。

胸元にデザインのポイントがあるようなドレスが得意です。

ハイエストのデザインを選ぶとスタイルアップします。

◆ナチュラルタイプ

ウエストの切り替えが強調されすぎないドレスや、下の方でボリュームが出るデザインが得意です。

ドレスにありがちな、ピカピカ光る素材は苦手なのでご注意ください。

マットな素材や表面に凹凸がある素材、厚みもしっかりあるようなものを選ぶと、印象良く見えます。


基本的には、ウエディングドレスは好きなデザイン、着たいデザインを着るのがいいと思います。

ただ、迷った時は、何かアドバイスが欲しい時は、骨格診断が頼りになります。

あと、今回は、得意なデザインを紹介しましたが、苦手なデザインだけど着たいドレスもありますよね。

そんな時の、苦手なドレスを似合わせる方法も、実は骨格診断の理論を知っていると簡単なのです。

 

とにかく、最高の1枚を見つける方法の一つとして骨格診断を活用していただけると嬉しいです。